milkcat2828’s blog

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Illustrator講座その1「ハートを描く」

イラレで描いたハート

今日はIllustratorのテクニック講座!・・というと大げさですがぼくがイラストレーターを使う様になった時の「最初の一歩」な教えがあったのでそれを紹介したいと思います。

教わった相手は美術の専門学校卒業生だったので当時イラストレーターの技術的にはまっしろなぼくからみたら先生といえる位知識もある人物でした。

教わった内容は一つだけでした(実にカンタンな話でした)

 

「ハートを描いてください」

 

と聞いてマウスを持ちペンツールで描こうと思ったら

 

 「左右対称でお願いします」

 

 「!?」※どうやるんだろう???

 

 彼曰くIllustratorで描く時の基本的な考え方は「左右対称」らしく本人もそう習ったそうなのでそれを教えてくれました

 

それでは「ハートの描き方」実際にやってみたいと思います。

 

Illustrator講座01
(1)まずはペンツールを選択し、任意の場所をクリックし始点(アンカー)を決めます

 

Illustrator講座02
(2)真下に線を引きます

同じようにアンカーを真下にもう一カ所描きます。

この時フリーハンドだとまっすぐに引くのは難しいですがshiftキーを押しながら任意の場所を選択しクリックすると垂直な線が弾けます。この垂直移動が必要なシーンはIllustratorを使う際によくでてくるので覚えておくと便利です。

 

Illustrator講座03
(3)弧を描きます

ハートの外周(まるい膨らみ)部分を描きます。

先ほどと同じようにマウスで任意のポイントにアンカーを描くのですが先ほどと違うのはクリックしたらそのまま(クリックした状態)でマウスを移動(ドラッグ)します。

そのさいアンカーからハンドルという曲面を調節するガイドの様な物が表示されます。

 

最初は慣れないと思いますがぐりぐり動かして感覚を掴む練習が大事です。

 

Illustrator講座04
(4)弧を描きます2

(3)同じ要領で始点だったアンカーに繋げます。

ここまでくれば描きたかったハートのおおよその形は想像できると思います。

またここでも必要とあらばハンドルをダイレクト選択ツールで選択し形の調整を行ないます

(7)まで描ききって「違うな」と思った場合ここまで戻って再調整になります。

 

Illustrator講座05
(5)複製する

描いたハート(オブジェクト)を選択ツールで選択し、コピー・ペーストし増やします。

その際コピーした物を「command+v」でペーストできますが「command+f」だと同じ場所に重なった状態でコピーできます。

 

Illustrator講座06

 

Illustrator講座07

 

Illustrator講座14
(6)リフレクトで反転させる

複製したオブジェクトを「オブジェクト→変形→リフレクト」で「垂直」に反転させます。

 

Illustrator講座08
(7)位置を合わせる

選択ツールでオブジェクトを移動し設置面同士を合わせます。

この時にパス(線)とパスを合わせるというよりアンカー同士を合わせます。

その際、スマートガイドをセットしておくとアンカーやパスなどの重なりが表示され大変便利です。

※先述で形を修正する際に(4)まで戻ってとありますがケースバイケースなのでここで直接、形を修正しても構いません

 

Illustrator講座09
(8)結合する

オブジェクト同士の位置を確認しOKだったら「パスファインダー→合体」で一つのオブジェクトにします。

 

Illustrator講座10
(9)色を塗って完成

出来上がったハートに彩色します

以上がぼくの習ったIllustratorの最初の一歩です。

その後は、ひたすらいろいろ描く事に挑戦し「?」な疑問が浮かんだらググっての繰り返しです。

 

 Illustratorで描くという事は鉛筆やペンタブのような従来の「描く」という概念から遠ざかりますがツールが使えてくるとそんなに抵抗が無くなりペンや鉛筆(アナログ)に無いデジタルなイラストが描けるようになります。

※ここではペンや鉛筆(タブ含む)で描く事をアナログ、マウスで描く事をデジタルと定義しています。

 

またPhotoshopなどのビットマップグラフィック(ドット)ではなくベクターグラフィック(点や線、色など数値で表すデータ)なのでDTPでもWebでも対応できる強みがあります。

 

今回の方法はぼくが聞いた方法を自分なりに解釈し現在使用している方法になります。

早い話が「我流」なので「こういう描き方もあるんだ」といった参考程度になってくれればいいなと思います。

 

それではまた!