今日は過去作品の「寿司盛り合わせ」を紹介します。
その名の通り「寿司」です
同じイラストでもキャラクターやメカなどとは違います。
簡単に言えば「美味しそう」に見えないと食べ物系はダメだと思います。
それがウマく表現できたか否か?ご覧下さい。
まずはマグロ
実在する物をイラストとして起こす場合、精密に描けば描く程「リアル」になります
逆に略せば略す程「偽物」っぽく見えると思います。
上記の割合で作風も変わってくると思いますがぼくの場合簡単に言えば「POPなイラスト」なので今回のお寿司の場合はこうしました
・カラーは3~4段階(ハイライト・シャドウ込み)
・グラデーションは使わない
・質感を強調する
それらを踏まえて描いてみました。
ひらめ
理屈ではわかっているのですがなかなかこれが難しかったのです
ぼくがWebでイラストの描き初めた頃はいわゆる「ガラケー」全盛期でした。
デビューはとあるコンテンツのキャラクターでした。
占いの結果の女性のイラストだったのですが当時のガラケーといわれる携帯電話の画面の大きさはいまのスマホとは大違いで大抵が幅が240PX、高さが320PXくらいの小さな画面がほとんどだったので細い線や複雑な物はつぶれて(滲んで)表示されるため視認性にはこだわりイラストの線は太めに描くようになり小さな画面でもはっきり見える様なスタイルになりそれが現在のぼくのベースとなっています。
軍艦巻き
Illustratorなどでイラストを描く際に便利なのが「コピー&ペースト」だと思います
今回でいうと「シャリ」の部分などそう行きたい所ですが・・・ちょっと待ったです
確かに便利なのですが単刀直入にいうと「すぐにばれる」のです
個人的にはそれがばれてしまったらせっかく描いたイラストが残念な印象になりがちです。
なのでこう言う場合にぼくがやる小技を紹介すると・・
・シャリを描きます(米粒を数パターン描きそれをまとめ1つのシャリを作ります)
・それをコピペで必要なだけ量産します
・個々の向きを変えたりシャリの米粒を増やしたり減らしたりしてシルエットを変えます
大まかに言うとこんな感じですが手間は最小限ですが効果は絶大で少なくとも「コピペ」と思われる事はまず無いと思います。
えび
また実際描くときの条件がプライベートな場合と仕事としての場合が有ると思います。
プライベートはいいとして仕事の場合、締め切りという制限が有ります
そうなった時には「その範囲内で描く」のが絶対的な条件となりその中に「クライアントに満足してもらう(納得)」が不可欠になります
こはだ
ぼくの場合はおまかせが多かったので助かった部分も有りますが考え方としては「時間内にクライアントを満足させつつどれだけやりたい事(個性)をやれるか?」でした。
そう言う意味ではこの「寿司盛り合わせ」は好評だったのでよかったです。
後は盛り皿と
ガリも忘れず用意して
そして全てを盛り皿に集結させると・・・
「寿司盛り合わせ」一丁上がり!となります。
最後に今回の盛り合わせで個人的に一番のお気に入りは「こはだ」かな?
描く時に結構悩んだのですがそのお陰で新鮮でうまそうに描けたと思います※自己満
それではまた