前回に引き続きイラストを紹介したいと思います。
今回は「自転車」です(一般的な自転車という自転車です)
Illustrator10で描きました。
自転車のホイール部分
タイヤとリムは容易ですが難易度がぐっと上がるのがスポークだと思います。
まずはスポークの数を確認し、円周360度をスポークの数で割り、出た数値を回転ツールに入力しスポークを配置します。
手前と奥で色味を変えて奥行きをだします(地味ですが効果的です)
次はかごです。
これは簡単です。
まずはかごのフチ(太い線)でかごを描き編み目は線ツールを網状に並べ出来た物を最初のかごのフチでマスクをかけます。
他の部分①
これは見た物を極力描き込んで行きます。
参考にしている画像とにらめっこしつつ長方形ツールやペンツールで描き続けます。
Illustratorでイラストを描く為の大事な事は「見えているものや描きたいものを頭の中で分解し各々のパーツの三面図を頭の中で思い描ける事」元の写真は当然2Dですが被写体(今回は自転車)は立体物なので頭の中でそれを分解出来る方が優位かもしれません。
しかし今回の様に実際にある自転車なら身近にある自転車を観察したりいろんな角度から写メってみるのもいいかもしれません。
他の部分②
他の部分①同様、観察し一つひとつの形を描いて行きます。
個人的な感想ですがIllustratorといえば絵を描くソフトなのですが実質はPC内で模型を作るイメージの方が近いかもしれません。
他の部分③
他の部分①~と同様です。
ある程度先述の感覚がわかってきたら後は描くのみです。
コツはとにかく数をこなす事だと思います。
どうしてもマウスでペンツールを使うというと鉛筆やペンで書く感覚と違うので遠慮しがちだと思います。
その他の部分④
ハンドル周りですが他の部分③の続きです。
模型の製作経験、できればフルスクラッチなどパテやプラの塊から形を削り出した経験のある方ならわかり易いと思いますが「一つひとつのパーツの精度が高ければ高いほど完成品全体の精度が上がります」
ぼくは完全に我流なので参考になるかどうかはわかりませんが参考程度にでもなってくれればラッキーです。
この自転車は4~5年前に描いた物ですが今見たら不満点もありますが当時は「描いたった」と思うくらいそれなりに満足していました。
しかし現在、自分のイラストや作品を時間をあけ改めて見てみると意外と「?」(言うほどでもないかな?)なケースでした(ありがち)
最後におまけの一輪車
自転車の車輪を流用し描いた記憶があります。
それでは今回はこの辺で。