こんにちは
今日はイラストでは無く「フォトショップで遊んでみよう」と言う試みです。
遊ぶと言ってもゲーム的な意味ではなくぼくの描いたイラストをフォトショップの機能を使ってリアリティやクオリティのアップをやってみようと言う訳です。
これはブログを描き始めた頃に「メカゴジラのイラスト」で公開したメカゴジラのイラストで今回はこれをPhotoshopで弄ってみたいと思います。
まずメカゴジラと背景のイラストレーターのデータをフォトショップで開きます。
今回は幅広にしています。
この状態だと限りなく前回の物と同じでアニメちっくなイラストです。
これがどう変わるか?
やってみましょう!
まず背後で燃え盛る炎をそれっぽくぼかします。
ぼかしたり重ねたり変えて行きます。
前回のものだとファイアー(フレア)パターンのようでしたがこれだけでも違いがでます。
いい感じで燃え盛る炎になった所で奥行きも出したいので炎の向こうの建物も追加します。
轟々と燃え盛る炎の奥にある建物なのでおぼろげにみえる程度でいいと思います。
これにより工業地帯の広さ(奥行き)が追加されます。
次は燃え盛る炎にフォトショップの雲模様で黒煙を追加します。
一気にダークな世界観になったと思います。
今度はメカゴジラに手を加えます。
火事でなくてもたき火など当たった事はあると思いますが熱だけでなく炎を明るさ(光)も見た事があると思います。
背後で炎が燃え盛っているのでそれを念頭において背後からの炎の照り返しをイメージして着色します。
炎により背後が明るいという事は前面は影になります。
またイラストの設定時刻は夜なのでそれっぽく影を落としてやります。
こんなシーンに遭遇した事はないのでイメージを膨らませると多分、工業地帯の火事や爆発の熱量やメカゴジラのような巨大のロボットが移動していると考えると空気のうねりなどで燃え盛る煙もただまっすぐ立ち上るだけでないと想像しそれっぽく空気のうねりや動きを追加してみます。
想像なのでそれっぽくみえたりもしくは自己満足なレベルでもいいと思います。
さらに想像を膨らませます。
先ほど言ったように工業地帯の大火災だといろんな化学薬品なども一緒に燃えてしまうと想像したら煙も黒煙だけでなく白煙も上がるのでは?
と思ったので白煙も追加します。
あくまで夜なのでそのイメージで追加します。
背景がかなりいい感じで自分のイメージに近づいてきたので次はおまたせ?
メカゴジラの目を光らせます。
アニメなどでロボットの起動時に目が光るという表現はありふれていますがわかり易く伝える手段というだけでなく見栄えの良さなどからしてもぼくは大好物です。
なのでかっこよく光らせます。
最後に燃え盛る炎の中で舞い上がる火の粉で動きを追加します。
これによりメカゴジラが立ち止まっていても周りは燃え盛っている熱による空気の流れのイメージが視覚的につかみ易くなると思います。
今回、加工したものと以前のものとの比較用に並べてみました。
メカゴジラ自体のイラレデータは全く同じ物ですが全然といってもいいくらい違いがあると思います。
今回のイラストは新作ではないですがお気に入りなので大サイズをWebで公開することにしました。
ぼくのイラスト等のサイト「milkcat2828」のmilkcat2828ギャラリーで公開中!
興味のある方はご覧頂けると嬉しいです。
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今回の加工は想像以上に変化があったので驚いたと同時に面白かったです。
初めてこのメカゴジラを描いた頃は全てを描く事にこだわっておりエフェクト等を使う事を極力さけていました。
「メカゴジラのイラスト」で顔のアップを見て頂けるとわかり易いのですが目が光の頬の反射の映り込みもベジェ曲線で描いています。
いいように言うとこだわり、悪いように言えば固執していたといえます。
以前書いたかもしれませんがぼくがイラストやデザインを始めた頃はガラケー時代なので今の写真の様な細い線のイラストなどは画面の小ささからつぶれてしまい場合によっては色味も変わってしまうような状態でした。
なので太目の線で描きグラデーションは極力使わずアニメ風に描き分けるようになりました。
同じく昔のファミコンやスーファミなどのゲーム機もドット絵が主流でした。
理由はゲーム機のスペックも今の物(PSシリーズなど)とくらべるとかなり低いのが原因ですが個人的には好きな表現方法です(昔のドラクエやFFなど参照)※これはこれで描くとおもしろいので機会があれば紹介したいと思います。
それではまた!